研究センター長からのあいさつ
世界人口の急増に伴い,食料の安定的確保が世界的な緊急の課題になっているだけでなく,わが国においては,高品質で安全な食料が求められています。これらの問題を解決する有効な方法として,先端的な情報技術や自動化技術を駆使して,計画的に食料を生産する植物工場システムが注目されています。
本センターは、2009年に経済産業省および農林水産省の支援により設立されました。農学部がある松山市樽味に「知的植物工場基盤技術研究部門」を、宇和島市津島町の南レク内に「植物工場実証・展示・研修部門」を設置し、ICT、ロボット、AIなどの最先端技術を活用した超スマート農業の確立を目指すとともに、これらの技術を習熟した人材の育成を行っています。また、関連企業との共同研究を通して、新技術の農業への実装を目指すとともに、地域社会の活性化に貢献しています。