受講生よりの質問事項に、講師よりご回答いただきました。(閲覧にはパスワードが必要です。) |
植物工場先端技術セミナー 『イチゴ培地レス栽培技術の確立を目指して −高精度フェノタイピングによる栽培支援−』 [開催場所]オンライン(Zoomを使用したリアルタイム開催) [開催趣旨] イチゴは生産者の激減による生産量の減少に直面しています。この原因として、収穫・出荷調整が重労働であり、さらに、既往の高設養液栽培装置がコスト高である点があげられます。これらの状況を改善するために、低コスト化・軽労化・多段化による増収を達成する培地レス栽培システムを開発するとともに、このシステムを用いた新品種イチゴ(恋みのり・よつぼし)の栽培技術を確立する試みが始まりました。そこでは、高精度植物生体情報計測(フェノタイピング)技術を用いた生育の安定化についても検討されています。本セミナーでは、わが国における培地レスのイチゴ生産の現状と展望について報告します。 総合司会:藤内 直道(愛媛大学大学院農学研究科・植物工場研究センター 助教) 13:00 開会の挨拶 有馬 誠一(愛媛大学植物工場研究センター長、愛媛大学大学院農学研究科 教授) 第一部:イチゴ栽培の現状と課題 13:05 「イチゴ栽培における病害対策」 東條 元昭(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 教授) 13:30 「イチゴ施設栽培の状況と展望」 今村 仁(農研機構九州沖縄農業研究センター園芸研究領域 イチゴ栽培グループ 上級研究員) 13:55 「イチゴ培地レス栽培の課題と対策」 和田 光生(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 講師) 第二部:イチゴ栽培の生産システムと情報化技術の高度化 14:20 「UECSシステムの現状と展望」 星 岳彦(近畿大学生物理工学部 教授) 14:45 「イチゴの水耕栽培技術と植物工場への期待」 小倉 東一(三進金属工業株式会社 サイエンス事業部 テクニカルアドバイザー) 15:05 「イチゴ養液栽培のためのフェノタイピング技術」 高山 弘太郎(豊橋技術科学大学EIIRIS・愛媛大学大学院農学研究科 教授)・戸田 清太郎(豊橋技術科学大学EIIRIS 助教) 15:30 閉会 |
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植物工場先端技術セミナー 『人工知能未来農業創造プロジェクト"ai tomato(あいとまと)"の展開』 [開催場所]オンライン(Zoomを使用したリアルタイム開催) [開催趣旨] 農林水産省の委託プロジェクト研究(人工知能未来農業創造プロジェクト)の「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発」(2017年度〜2021年度)では、愛媛大学を代表機関として8法人でコンソーシアムを構成し、太陽光植物工場への実装を前提とした多元的植物生体情報計測技術の開発と植物生体情報に基づいた環境制御・労務管理の最適化技術の開発を進めてきた。本セミナーでは、このプロジェクトのこれまでの研究開発成果(汎用化しつつあるAIの農業生産技術への応用のあり方)を報告するとともに、その後の社会実装の方向性について検討する。 総合司会:藤内 直道(愛媛大学大学院農学研究科・植物工場研究センター 助教) 第一部:“ai tomato(あいとまと)”の研究開発成果 13:00 開会の挨拶 有馬 誠一(愛媛大学植物工場研究センター長、愛媛大学大学院農学研究科 教授) 13:05 「実装が進む高精度植物生体情報計測技術」 高山 弘太郎(豊橋技術科学大学EIIRIS・愛媛大学大学院農学研究科 教授) 【光合成計測チャンバやつり下げ型植物生体画像情報計測ロボットの開発の経過と太陽光植物工場への導入・活用の状況について報告するとともに,汎用的AIの実装例についてご紹介する。】 13:35 「あさい農園におけるスマート農業の取り組み」 浅井雄一郎(株式会社浅井農園 代表取締役) 【あさい農園では、品種開発から生産、流通まで独自のバリューチェーンを構築しており、また生産性向上を目的とした光合成チャンバーやクロロフィル計測等の見える化や収穫ロボットや自動搬送ロボットの開発などスマート化の取り組みについてご紹介する。】 14:10 「植物工場における労務の見える化」 永野武史(凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 事業戦略本部 課長) 【植物工場の重要な課題である労務の最適化。そのためには、労務の見える化が必須です。太陽光植物工場における労務の見える化の取り組み事例と最適化の適用状況についてご紹介する。】 14:40 「データ駆動型農業概論−AIを活用した栽培・労務管理のトライアル−」 西原 立(PwCあらた有限責任監査法人 ディレクター) 【気温や湿度等の環境データ、光合成や画像処理による植物生育データ等、栽培現場で取得される多くのデータをどのように栽培管理に活用していくのかについて、ポイントを整理し解説する。また、高精度植物生体情報に基づいた栽培管理の実践についてご紹介する。】 第二部:“ai tomato(あいとまと)”の展開 15:15 パネルディスカッション 【「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発」の成果の今後の社会実装の方向性について検討する。】 座長(Organizer): 北川寛人(PLANT DATA株式会社 代表取締役CEO) パネラー(Panelists):浅井雄一郎(株式会社浅井農園)、永野 武史(凸版印刷株式会社)、西原 立(PwCあらた有限責任監査法人)、高山 弘太郎(豊橋技術科学大学EIIRIS・愛媛大学大学院農学研究科) 15:55 閉会 |